◆その60~ 上を向いて歩く幸運

陰陽師-穂積天佑のコラム

今は亡き人気歌手 坂本九さんのヒット曲「上を向いて歩こう」は、私が子供の頃よく口ずさんだ好きな歌です。海外では「スキヤキソング」の名で知られ、私が三十代の頃に幾度か旅をしたブラジルはリオデジャネイロのカーニバルショーでも「日本を代表する歌」として現地のプロの歌手によって歌われていたのを記憶しています。

この歌、実は運命学的にも深い意味を持っているのです。

上を見上げれば、そこには大空が広がり、大空のさらに上には、太古より「高天原(たかまのはら)」という神々の住まう世界が存在すると信じられてきました。

これは数年前のことですが、私が地元の氏子さんと神社奥宮まわりの草刈り奉仕をしていると、頭上から「こちらを見なさい」という声が聞こえたのです。声の方向を見上げると、遥か上空にまぎれもない“龍神(りゅうじん)”が、その身をくねらせ悠々と泳ぐ姿がありました。

大空の上は“神界”であり、上を向いて歩けば、神々と通じ合うことができるのです。

もちろん、上を向いたまま歩けば人にぶつかるし、事故も起きるし、首も痛くなってしまいます……。

ただ時折、気が付いた時に上を向き、大空を見上げるようにいたしますと、神々のお導きによって大きく開運することができるのです。

あなた様も、ときどきで良いのです。
上を向いて、歩いてみましょう!!

みあぐれば かみがみすまふ あまのはら たつのみかみも およぎゆくなり
(見上ぐれば 神々住まう 天之原 龍の御神も 泳ぎ往くなり)

穂積天佑

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