◆その54~ 宇宙の心を持つ幸運

陰陽師-穂積天佑のコラム

私が少年の頃、明治40年生まれの祖父がこんなことを話してくれました。

「子供のとき村に初めて電気が通ることになって、最初に電灯が点くのはどの家かと待っていたら、みな一緒にパッと点いて驚いたものサ!」と。またこんなことも言いました。

「私が生きている間に電灯が点き、電話が使え、馬車や人力車から自動車になり、テレビジョンの映像を毎日見ることができるようになった。世の中、進歩したものサ!」と。

そして時代は平成から令和へと移り、自宅や職場で誰もが当たり前にコンピューターを使う社会へ。人類の進歩は目を見張るものがありますが、そんな中でも私が住まう荒井の里は、千年も昔から変わらぬひなびた景色を残しています。

宵闇の夜空を眺めやりますと、まるで夢物語のような満天の星空にお月様が浮かんでいます。この美しい自然の夜景が私は好きで、眺めるたび“宇宙にいる自分”を感じるのです。

古神道の行法の一つに「宇宙と通じる言霊行法」があります。大空を見上げながら「タカアマハラ」とお腹の底から唱えるもので、一度でも、気の済むまで幾度でも、昼の青空の下、夜の星空の下、どこでどれだけ行ってもよくて、「大宇宙と一体化した心となり、大いなる導きが得られる!」というものです。

私も日々この行法を行ったおかげか、行き詰まった時でも進むべき道を諭される、よき不思議な出会いに恵まれるといったことが幾度となくありました……。

あなた様も試してみてはいかがでしょう。きっと宇宙の大いなる導きがあることでしょう……。

おほぞらの かみのすまへる あまのはら うつのこころに あれみちびけり
(大空の 神の住まえる 天之原 宇宙の心に 吾導けり)

穂積天佑

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先祖である穂積濃美麻呂が陰陽道の祖である役行者(えんのぎょうじゃ)より陰陽の秘法を授けられ、また同じく師の先祖となる菅原宮内少輔道景は、あの平安時代の大陰陽...

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