金運ザクザク!大阪 えびす・だいこく両社詣 #01
好きやねん、大阪。(出身)尼やけどなっ!(※尼=尼崎@兵庫)
ご無沙汰しております。千葉県出身の筆者が、前回奈良在住で猟師とジビエのお店を営む友人を訪ねてから約9か月。あの取材日からたった2か月で筆者自身が大阪に引っ越し。実際に住んで、文化というか、空気に触れて、驚いたり笑ったりしながら現在に至っております。(前回の記事はこちら)
今回の旅は、年末年始に相応しいテーマ。『恵比寿・大黒 両社詣』を関西産まれ関西育ちのヒーラーyuki☆ちゃんと一緒にレポートします。
浪速の辺りがまだ湾だった頃から商業の街として栄えるに至るまで脈々と続いている信仰と、大阪人の心意気をお届けします!
旅の案内人のご紹介
yuki☆さん:様々なシンギングボウルを使った倍音音浴が人気。コラボ企画の「ドット曼荼羅+倍音音浴」や「森歩きとシンギングボウル」など不定期開催のイベントは即満席の人気プログラム。またパワーストーンを使ったヒーリングやカードリーディングも得意。新月と満月の瞑想会は大阪市内で定期開催。さらに、医療従事者向けの心身を癒すヒーリングプログラムを展開予定。
※<シンギングボウル、キネシオロジー、エンジェル気功etc> 倍音音浴、個人セラピー、コラボイベント etc
えべっさんとだいこくさん、両社詣って本詣りやねん。
大阪と一言で括ることなかれ。ギュッと詰まった大阪ですがエリアによってノリが違うのです。これから向かうのは「大阪感」を肌で感じやすいミナミ側。浪速区で商売繁盛・金運招福のご利益で人気の神社を巡ります。
大黒様と恵比寿様を二尊一緒にお祀りする信仰の起源ははっきりしませんが、ずいぶん昔から民間信仰として商家から始まったのではないかと言われています。(※諸説あり)浪速区には「大国町駅」に大国主神社(大黒さま)、「恵比寿町駅」には今宮戎神社(恵比寿さま)が鎮座しておられ、サクっと徒歩でお参りできる距離感です。
この二社は片方だけをお参りするのを片詣り、両社をお参りして両詣りとされ、「金運アップには両詣り」が良いそうです!知らんけど。
浪速の大黒さんは別棟二世帯住宅!
さて、まずは大国町駅を出てすぐの大国主神社へ参ります。都市部の神社らしい佇まい。神社の裏手には大阪名物『スーパー玉出』のド派手な看板が!「めっちゃ安いねん!見てく?」大きな目をパチパチさせるyuki☆ちゃん。参拝しましょうね。「見んでええの?何かな~、ヤバイほど安いねん。」ヤバイの?それ、大丈夫なの?ちょっと興味をそそられました。でも参拝が先です。却下で。
大国主神社をGoogleMAPで検索すると『敷津松之宮』と記されています。このお社は素戔嗚尊をお祀りしています。つまり、義父さんの敷地に完全別棟二世帯住宅として鎮座されているのがここの大国主神社の特徴です。しかも、正中(参道)が丁度クロスする形で鎮座しておられるので、暴れん坊からスーパーヒーローになった人気のスサノオのご利益パワーと、異次元レベルの愛されキャラであるオオクニヌシのご利益パワーをミックスしてチャージできちゃうクロスオーバーポイントが見逃せません。お得っっ!
何はともあれ、まずはご挨拶をさせて頂きます。大国主神社側の参道に鎮座するのは狛犬ではなく狛鼠。これは古事記でスサノオから娘を嫁にやるかどうかで出されたヴァイオレンスな試練で半殺しになった時に鼠によって命を救われた逸話から来たもの。そんなかつてのヤンチャ感が出ちゃう義父さんと仲良く二世帯でございます。
お社を覗くととても立派な大黒天がお祀りされていました。高さは2mとのこと。覗き込んでビックリしました。神社で木像をお祀りしているのって珍しいですよね?ちなみにこちらの大黒様、定番アイテムの小槌や袋を持たないスタイルでした。写真をバシャっととるのに気が引けたので…ご興味を持たれた方はぜひ直接ご参拝ください。
私たちが参拝に行った日は冬至前の「一粒万倍日」。ここでぜひ手に入れたい金運アイテムが『種銭』です。種銭はお財布に入れるとお金が増えるという縁起物です。特にこの辺りの人々にとって1月10日の前後3日は十日戎といって大切なご縁日。両社とも沢山の参拝客で賑わい、種銭も売り切れてしまうほどだそうです。私たちも一粒万倍日のご縁にあやかって種銭をGET。更におみくじでお言葉を頂戴します。
来年、より豊かで良い年になりますように。今私たちに必要なメッセージをください…。
Yuki☆ちゃん、どうだった?
「色事をつつしめ。」
はい。
ちなみに私は「謙虚さを忘れるな。」
はい。(ちーんっ)
トラといえば?
大国主神社鳥居(もうひとつは敷津松之宮鳥居)から境内に入ってキョロキョロしていたら、自転車を引いたご老人に声を掛けられました。
「来年ってぇ~令和何年やったっけ?4年?ナニ年かわかるぅ?」
「寅年ですよ。」
頭には阪神タイガースのテンガロンハット!
\阪ぁ~神~タイガぁ~ス!!/
「そっかそっか。あれ、今年はナニ年や?」
「今年は丑年です。」
「そや、今年丑でぇ、来年がぁ?」
「寅年です。」
\阪ぁ~神~タイガぁ~ス!!/
「令和1年が鼠やろ?2年が丑なら来年3年ちゃうの?」
「令和元年は短かったから、2年が鼠ですよ。」
「あ~そうかぁ!でぇ、来年がぁ~」
「寅年です。」
\阪ぁ~神~タイガぁ~ス!!/
「スッキリしたわぁ。ありがとう~(笑)」
タイガースのテンガロンハットのご老人は愛車(自転車)を押してUターンして帰って行きました。筆者はものすごく“大阪”を感じたのでした。
我こそは氏神!
写真左の配置で鎮座される二柱。大きく「氏神様」と書かれている方が『敷津松之宮』、素戔嗚尊がお祀りされている神社です。この辺りの鎮護総監督は素戔嗚尊なのですね。
こちらも拝殿の手前に大黒天の石像が鎮座されており、参拝の方は本殿ご挨拶後にナデナデされていました。
「これ、撫でたらええんやね?」とyuki☆ちゃんがいうので、撫でる?と聞けば、
スンとした顔で「ええわ。」ゼロフレームの拒否(笑)
石好きのyuki☆ちゃんは、ナデナデ系石像に興味はないらしい。了解で~す。
その他にも境内には、大国主神社の右手奥に『白龍明神社』(※写真中央:なんとかステキに撮ろうとしてる筆者と共に。撮影yuki☆)と左手に『楠稲荷社』(※写真右:お稲荷さん越しの白ネコを撮影しようとするyuki☆ちゃんと共に。)の二社があり、こちらもお参りされる方が絶えず訪れていました。龍神様もお稲荷様も、願望実現や商売繁盛のご利益で知られています。お立ち寄りの際は、こちらも是非お参りされてはいかがでしょうか!
ちなみに、楠稲荷を調べたのですが、由緒など詳しい事は分かりませんでした。大阪府八尾市の楠稲荷大明神など、近辺に「楠稲荷」とつく神社は点在しており、詳細が不明だったり宇賀御魂神とされていたりします。この辺りの繋がりやご由緒を調べてみるのも面白そうです。
敷津松之宮 大国主神社
木津の大国さんと親しまれている、金運・福徳開運・商売繁盛・縁結びで人気の神社。都市部のためアクセスも抜群。人気の種銭は年中頒布していますが、十日戎などのご縁日には完売してしまうことも。恵比寿大黒の二尊合わせてご利益を願う両社詣での大黒様。また大阪七福神巡りの神社でもあります。
御祭神 素戔嗚尊・大国主命
住所 大阪市浪速区敷津西1-2-12
最寄り駅:最寄り駅:大阪メトロ(地下鉄)「大国町駅」2番出口より北に徒歩2分
駐車場:なし
拝観時間 9:00~16:00
公式HP:なし tel:06-6641-4353
招き猫?猫もお出迎えの神社でした。
狛鼠が特徴的な神社に猫たちものびのび。私たちが訪れた日はとても寒い日でしたが3匹の猫が思い思いの場所でくつろいでいました。ビルに囲まれた都会の神社は猫にとっても憩いの場のようです。
「ほな、そろそろ今宮戎行こか。今宮行って、お昼食べよ。串カツ食べたくない?串カツええかな~と思って。二度漬け禁止やでってやりたいやろ!串カツを~…」
Yuki☆ちゃん、恵比寿<串カツ(笑)。
二度漬け禁止の串カツ、楽しみです。
次の目的地を目指して通天閣方面に向かいます。
(写真は「寅年です」と答える筆者の様子。撮影yuki☆)
いかがでしたか?恵比寿大黒両社詣で金運爆上げツアー!揚げたての串カツのようにサクサクと進んで次回は、「これナニ?知らんっ!DEEP大阪」です!
こ・・・これがミナミか!(※キタ在住の千葉県民)
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