◆その20~願いは一言、簡潔に
陰陽師-穂積天佑のコラム
我が国には、古くから「言霊(ことだま)」に関する信仰があります。
言葉には霊力があり、それが人々の運命に影響を与えていくという考えです。
そして、言霊を司る神とされるのが、「一言主神(ひとことぬしのかみ)」と、「興台産霊神―小言結神(こごとむすびのかみ)」です。
このうち一言主神は、一言の願いを聞き届け、叶えてくださる神様で、興台産霊神―小言結神は、フレーズや短い簡潔な言葉による祈願を、ムスビの力、すなわち、太陽の霊力を授けてくださる神様です。
運気の悪い方の特徴の一つに、とりとめなく脈絡の良く分からない長話をし続ける、というものがあります。そんな長話は、聞く相手の忍耐力の限界を越えてしまいますし、ましてや日々多くの人々の願い事を聞いておられる神様ならば、聞くこと自体が嫌になってしまわれます……。
言霊を大切に、願いは一言、簡潔に!! が、「開運の鍵(かぎ)」です!!
ことだまは こごとひとこと まとめつつ
かみにいのるが うんひらくなり
(言霊は 小言一言 まとめつつ
神に祈るが 運開くなり)
この記事へのコメントはありません。