◆その62~ 良い夢を見た時の対処法

陰陽師-穂積天佑のコラム

みなさん経験があると思いますが、良い夢を見た日の朝はとても幸せな気持ちになりますネ。

良い夢にも様々あります。まずは「良かった! と思う夢」。たとえば大好きな彼女、彼氏と楽しくデートする夢、結婚にゴールインした夢、皆の歓声を浴びる大スターになった夢、大実業家となって豪邸に住む夢、などです。

もう一つの良い夢は「縁起の良い夢」。これは「吉兆夢」とも言い、蛇から追いかけられる夢(=大きな金運に恵まれる暗示)、水が溢れてくる夢(=良縁に恵まれる暗示)などです。

そして、一見“悪夢”のように感じるけれど、実は良い夢。たとえば葬列に遭遇する夢は、大きな災難を避け身の安泰が保たれることを暗示します。また、不気味な妖怪に出会う夢は、その妖怪が神の御使い――御眷属で大いなる神の諭しが与えられる「霊夢」である、ということもあります。

では「良い夢」を見た時、私たちはどう対処したら良いのでしょう。それはズバリ、人に言わず自分の心の内に秘めておくことです。良い夢は、目に見えない世界、具体的には神々の導きによるものが大部分です。ですから、誰にも話すことなく秘密にすることで、弥(いや)益々(ますます)に神々の御心に通じ、正に「神通力(じんつうりき)」を得られ、夢で見た以上に「開運する!」ということなのです。

あなた様も、今宵、良き夢を見られるかもしれません。

ぬばたまの よはにおとづる うましゆめ あまつみかみの みちびきとしる
(射干玉の 夜半に訪る 甘し夢 天津御神の 導きと知る)

穂積天佑

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先祖である穂積濃美麻呂が陰陽道の祖である役行者(えんのぎょうじゃ)より陰陽の秘法を授けられ、また同じく師の先祖となる菅原宮内少輔道景は、あの平安時代の大陰陽...

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