◆その38~家を選ぶ開運法――プラス編

陰陽師-穂積天佑のコラム

 大陸より伝わる風水思想に「四神相応の地」というものがあります。
青龍・白虎・朱雀・玄武という土地の守護神に象徴される地こそが吉相の地であるというもので、青龍の守護する東には流水、白虎の西には大道、朱雀の南には湖沼、玄武の北には丘陵がある地が吉相とされ、平城京、平安京などの都もこれにより営まれました。

いわば宅地風水の基本ですが、この通りの地が簡単に見つかるとは思えません。

 また、人によって良き方位、良くない方位があるため難しいところですが、私のもとを訪れる相談者様には、住まう場所を選ぶ際の基準として「山紫水明の地」の考えを勧めています。
つまり、景色が良く、そこにいると気持ちの良い場所で、マンションの場合は何となく心地良い部屋。そんな感覚も大切です。

 また由緒ある神社や古墳のある場所は、古代の人々が吉相の地を選んで聖地としていますから、近くに住めばパワーを与えてくれるでしょう。

 江戸中期の神道学者 三重貞亮先生の著書『旧事紀訓解』によると、神道にも方位の守護神があり、西南は「愛止媛(えとひめ)」、西北は「飯依彦(いいよりひこ)」、東北は「大狐媛(おおきつひめ)」、東南は「速依彦(はやよりひこ)」が、それぞれ挙げられています。

 新しい家に移られた際は、住まいの中心に米、酒、塩、水をお供えし、「方位のまもり神にまします、えとひめ、いいよりひこ、おおきつひめ、はやよりひこの神々様、どうかこの私の方位除(よけ)の願い、そしてこの家、家族の御守護をお願いします」と唱える小さな祭りを行うことにより、あなた様の選ばれたお家は「うましすまい」となることでしょう。

かぜとみずうましすまひをえらびてぞひとのうんきはあがりゆくなり

(風と水うまし住居を選びてぞ人の運気は上がり往くなり)

穂積天佑

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