◆その41~神さまへのお祈りの仕方

陰陽師-穂積天佑のコラム

 私たちが神社で、または自宅の神棚で神様にお祈りする際、その祈りは大きく2つに分けることができます。
ひとつは「祈願(きがん)の祈り」、もうひとつは「御礼(おんれい)の祈り」です。

 祈願の祈りは、神様にお願いごとを叶えていただくためのお祈りで、御礼の祈りは、神様へのお願いごとが叶ったときに感謝を伝えるお祈りです。
私たちは、特別なお願いごとや御礼ごとがない時でも神社を参拝します。

 このように普段から「神様への挨拶」をすることで、不思議な御利益やお導きを授かることがあると言われています。
古くからの口伝(くでん)に、「神様にお祈りするとき、お願いごとは具体的に、心の内に不平不満のある方は包み隠さず打ち明けて良い」というものがございます。

 お願いごとを絵馬や祈願文に書いて奉納するのも良いですし、もし神前にあなた様以外誰もいない場合は、大きなお声で言葉に出してみるのも良いかもしれません。
神様は、大きな御心であなた様を見守っていてくださいます。神前では、恥ずかしがらずに自分をさらけ出すのが開運のカギ、かもしれません。

ちはやふる かみのみまへに ぬかづきて こころのままに いのりささげり

(千早振る 神の御前に 額突きて 心のままに 祈り捧げり)

穂積天佑

17,936 views

先祖である穂積濃美麻呂が陰陽道の祖である役行者(えんのぎょうじゃ)より陰陽の秘法を授けられ、また同じく師の先祖となる菅原宮内少輔道景は、あの平安時代の大陰陽...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA